睡眠薬をちゃんと飲んで、酒を睡眠薬代わりにするのを止めてみた
毎度、サイトーです。
この1週間ほど禁酒できているんですが、それが出来たのは睡眠薬のおかげです。
タイトルがイマイチわかりづらいですが、
過去→酒を睡眠薬代わりにガブガブ飲んでた
これから→睡眠薬を飲んで寝て、酒は飲まない
こんな感じですね。
サイトーの睡眠薬としての飲酒暦
酒に依存し始めた時期はあまり定かではないですが、20代半ばには寝ると飲むが同義語になってました。そろそろ寝るか(飲むか)という感じ。
なので1年365日毎日飲んでいるし、前にも書きましたが飲まなかった日というのは事故みたいなもの。二日酔いがひどかったり、体調を崩していて飲まずに寝たというだけで、自分の意思で「飲まずに眠る」ということは出来なかったです。
酒量としては20代の頃は平均してビール1リットルぐらい、30代以降はアルコール度数7~9%のチューハイを1リットル強ぐらい。
もちろん、これは飲みに行ってない睡眠薬としての最低平均酒量です。飲みに行くともっと飲みます。そして睡眠薬としての酒(つまり一人の宅飲み)を飲み過ぎて、二日酔いなんてアホなことを月に数回はやってました。
何でマジもんの睡眠薬に頼らず酒を睡眠薬代わりにしていたのか
- 酒が好きだから
- 病院に行くなんて大事だと思ったから
- 睡眠薬よりヘルシーだから
睡眠薬ではなく酒に頼ってきた理由を考えてみると、上の3つが思い浮かんだ。
1番目の酒が好きというのは理解できると思う。
次の理由だが、病院に行くのが面倒だということ。病院に行って「眠れないんで睡眠薬ください」って何か大袈裟過ぎるという感じもある。
3番目の理由が俺は一番大きかった。睡眠薬より酒で眠る方が「ヘルシー」だと思っていた。マジで!
「たかだか100年ぐらいの間に生まれた睡眠薬より、人類の歴史とともに存在する酒の方がヘルシーに決まっとる。」
「睡眠薬というのは飲まないと眠れない依存症になるらしいし、そんな危ないヤクに手を出せんわ」
ぐらいに思っていた。
睡眠薬としての酒を止めて睡眠薬を飲もうと思ったきっかけ
以上のように睡眠薬を毛嫌いしていた俺だけど、睡眠薬を飲んでも良いかなと思うきっかけは有名人が意外に睡眠薬を常用しているのを知ったためだ。
最初の有名人は宮崎駿だ。
数年前にスタジオジブリのドキュメンタリー映画である夢と狂気の王国を見た。そのなかで宮崎駿は睡眠薬を飲まないと眠れない、睡眠薬に頼っているというようなことを言うのだ。
睡眠薬は体に悪いとぼんやり思っていた俺は、「老い先短いじいさんなら睡眠薬もありなのかもな」と思った。
次がイチローである。
イチローが睡眠薬を飲んでいるという話はNHKのプロフェッショナル仕事の流儀で見た。
アメリカというのは広大で、一つの国なのに時差があるぐらいデカイ。そんなデカイ国を遠征して回ると、当然時差の問題も発生するので寝るために薬も飲んでいるというような話だった。
(ただスポーツマンの場合はドーピングの問題も絡むので、本当に睡眠薬を飲んでいるのかどうかはわからない。ズバリ睡眠薬ではなく補助的なものかもしれないが)
これを見てストイックなイチローも飲んでいるわけやし、怠惰な俺が飲むのもアリかもなぁなんて思い始めたのだ。
世界の宮崎駿、イチローも睡眠薬を飲んでいるのだから、俺ごときが睡眠薬に頼らない選択肢を取るのはナンセンスとね。
酒の代わりに睡眠薬を飲んでみた
ということで病院で睡眠薬、いわゆるマイスリーという奴を処方してもらって飲み始めたんですが、眠れる。
寝つきが思い出す限り昔から悪かった俺が30分も立てば寝息を立てるし、翌朝も酒を飲んでいたときと違って体が軽い。
元々思い出す限り昔から「寝つきが悪い」俺は、寝付くことに若干ストレスがあった。つまり今日は普通に寝付けるか?という問題があったのだ。
それから逃げるために酒を飲み始めたのだが、酒は精神的に高揚させる効果もあり、高揚してしまったために逆に寝付けないことも多々あった。
それが睡眠薬ならあっさり眠れる。そして、二日酔いの辛さもない。
何で酒で眠ることにこだわっていたのか。アホなのか俺?うん、アホだった俺という感じ。
あとがき
以上睡眠薬ヒャッホーという感じだったんだけど、まぁずっと飲むわけにもいかないわけで、医師と相談して薬の量を調整し、今後は止めていく方向でやっていく。
処方されたマイスリーは爪で半分に割れるようになっていて、割って飲んでも良いと言っていたので4日目からは半分に割って飲み始めた。それでも眠れているので、案外早く薬を減らす、止められるかもしれないと思っている。
世の中の酒飲みで俺のように酒を睡眠薬代わりにしている人は多いと思うけど、酒と薬を一緒に飲まないと誓える人(一緒に飲むとヤバイらしい。)は睡眠薬をやってみると良いと思う。
それの方が恐らく体にも財布にも優しいはずだから。