ハルキスト叩きはアホだと思う
毎度、サイトーです。
村上春樹の最新作、騎士団長殺しが発売されましたね。
懐かしきはなきんデータランド
大昔、テレビ朝日だったと思うけど、はなきんデータランドというランキング番組をやっていて、その当時に吉本ばななと並んで村上春樹はしょっちゅうランキング1位になっていたイメージがあります。
当時は僕もガキんちょだったので、ノルウェイの森とか内容が想像もつかんなぁと思って見てました。
その後、そこそこ本を読むようになった時には、同じ村上でも村上龍の限りなく透明に近いブルーとか愛と幻想のファシズムとか、村上龍作品は結構読んだんですが、村上春樹の本は一回も読んだことがありません。
ロック好きも読書好きも共通の趣味とは言えない
なんで彼の本を読んでいないかというと単に縁が無かっただけなんですけどね。
で、彼のファンでハルキストと呼ばれる人が集まって事前に内容を想像しあったり、朝まで読書会をしたりしていたそうですな。
そういう行為やハルキストと呼ばれる集団が存在することも含めて、一部では嫌悪の対象になっていて、今回もそういう発言を目にしたけど、俺は正直言ってそんな批判はアホらしいと思う。
読書を趣味にする人は多いけれど、読書の趣味が合うということは結構まれな気がする。
俺はロックファンだけど、ロックファンも実は好きな音楽が共通するということは少ない。洋楽、邦楽でも別れるし年代やジャンルとかで細分化されており、「ロック好き」という言葉は音楽が好きぐらいの意味でしかない。
読書の場合は更にそうな気がする。
で、そんな中、日本で唯一ぐらいの大物ロックスターならぬ作家が村上春樹なんだろうし、彼を好きな人が集まってワイワイやるのはライブに行くみたいなもんだし、いいやんと思う。
あとがき
ハルキストと呼ばれる人は別に気にしていないんだろうけど、そういうの叩いたりするのって世知辛い世の中をさらに寂しい気持ちにしてしまう気がする。
みんな余裕が無くてイライラすることが多いんだろうけど、そんなのふーんって感じで流していけば良いのにな。
話は変わるけど、俺はなぜかわからんけどバブル世代というか80年代に対してノスタルジーというか羨ましさを感じる。
俺はバブル世代では無いんだけど、何かあの当時の明るさみたいなものに惹かれるのかもしれん。
バブル世代の人に聞いたことがあるんだけど、「今の日本とは別の国」と言っていた。その人は販促グッズを作る会社で働いていたんだけど、営業電話を掛けると「とりあえず段ボール2~3箱送って来い」と言われるらしい。もちろん代金も払ってくれる。
こんな時代なら俺も少しは営業できたかもしれないな。