金正男を暗殺した女工作員で落合信彦の挑戦者達を思い出した
毎度、サイトーです。
金正男が暗殺された。彼に特別思いいれがあったわけではないが、デカイ事件だなと思っていた。そこで昼間のワイドショーを見ると、金正男を暗殺したと見られる女工作員の姿を報道していた。
北朝鮮の工作員といえば、昔、落合信彦が傭兵にインタビューした話を読んだなと思った。
行動を開始してから1週間後に彼女たちは捕らえられたが、その時はすでにイラク軍の高級将校が12人も殺されていた。
三人とも可愛い顔をしていた。2人がまだ18歳で1人が23歳だった。外見はかよわいが中身はハードそのものだった。
イラク軍の拷問にも全く動じることなく一言も発しなかった。余程徹底した訓練を受けてきたのだろうな。
悲鳴を発したのは唯一度だけ、一人の陰部に真赤に熱した鉄の棒が突っ込まれた時だった。そうすることによってあとの2人にはかせようとしたわけだが、全く無駄だった。恐怖の要素や弱さはみじんも見せない。
だが誰にでも弱さはあるものだ。
担当者は私に助けを求めてきた。私は背広姿で3人に会った。3人とも私を見てホッとした様子だった。私を国際赤十字の代表と間違えたのだ。
彼女たちにとっては私が唯一救いの手をさしのべられる人間となった。3人はなにもかも私に話した。その2日後には処刑されたがね。
テレビで見た北朝鮮の工作員は北朝鮮からは想像できないお洒落をしていた。おそらくだけど、彼女の人生でそんな服を着る場面はなかっただろう。
彼女らは恐らく口封じのために殺される。かといって彼女らにはどうすることも出来なかったんだろうが。
痛ましい事件だな。