幸楽ブログ in 大阪

39歳無職ひきこもりから悪くない人生を手に入れる記録

友人の個人事業主に、なぜ最低賃金でバイトを使うのか聞いてみた

まいど、サイトーです。
連れの一人が外国人向けのサービスをやっていて、それなりに羽振りもいい感じです。

で、彼もバイトちゃんを多数を雇っていて、もちろん最低賃金で雇用しているんですが、なぜ最低賃金で雇用しているのかを聞いてみました。

あ、直接何で最低賃金で使ってるの?って聞いたんじゃなく、彼の愚痴を聞いているなかで見えてきた話です。


1時間前に休みの連絡を入れるバイ


個人事業主あるあるでしょうけど、彼は24時間、365日働いています。朝起きたら店を明け、眠る頃に店を閉め、今日も何とか問題が無かったと胸をなでおろす日々。

休みが無いが口癖です。

で、彼の店はシフト制なんですが、シフトを開けられると他の人を手配したり、自分が入ったりしないといけない。コンビニバイトと同じですね。

そんな状態で時々、バイトが勤務時間1時間前に「すいません。風邪で休みます。」と連絡が入る。

24時間戦えますか?状態で働いている友人は「もう来んでええわ!」と電話をガチャ切りする。

彼の気持ちもわからないでもないです。もっと早くに連絡しろという思いや、常に緊張状態で働いている俺にトラブルを持ち込むなとかね。


バイトは結構集まるけれど


彼は外国人向けのサービスをやっているので、英語を使う仕事をしてみたい、外国に行きたいというバイトが集まります。

バイト希望者も英語がバリバリ喋れるわけではないので、英語を使って海外企業とやり取りするとか、英語を教えることは出来ない。

なので彼のお店は、今英語を勉強中という学生さんとかフリーターには結構需要があるんです。

だから、バイトは募集すれば結構集まる。

でも、所詮バイトですから、急に休んだり、ダラダラすることもある。

これが個人事業主である彼にとっては、被害者意識を生んでるですよね。「バイトは急に休んだり、俺がおらんかったら怠ける。ホンマ疲れるわ。」ってね。

給料を上げるなんて発想にはならない。

 

売り上げが上がらない恐怖


一方でお店を始めるってお店の契約、改装、開店後のなかなかお客さんが付かない状態って、今まで汗水垂らしたお金がどんどん出て行く時期。眠れない日々だと思います。

 

彼も開店して1年近くは「お客さんが来ない」って話をずっとしてました。

「いけるか?やっぱ無謀やったんか?」そういう思いを1日どころではなく、1時間、場合によっては1分ごとに行ったり来たり。

個人事業を始めた人ってケチな人もそうでない人も最初の時点で、お金がゼロになる恐怖ってのを味わうんだと思う。

そんな恐怖から、儲かるようになってもお金が出て行くのを避けたいと思うのも自然だと思う。

ちょっとでも経費を減らし、利益を上げるのは個人事業主の本能だろう。

僕の友人も金は儲かっているものの質素な生活をしているしね。だから、バイトの給料なんて上げる気にはならないのも当然かなと。


まとめ


個人事業主側から見れば、バイトの給料なんて下げられるとこまで下げたいのが本音だと思う。

そこを上げるのは法律で最低賃金が上がるとか、バイトが集まらないとかいう理由でもない限り上げないでしょう。

別の友人で、友人を(つまりみんな友達)フルタイム勤務なのに最低賃金バイト代で雇ってて引いたんですが、今考えると個人事業主として見れば、そうなるよという感じなのかもしれない。

ちなみに本文中の連れには、「バイトなんて遊んで、急に休むもんやろ?自分のフリーター時代を振り返って見ろ」と言っておきましたが。