高校の修学旅行での怪談みたいな話
ブログ更新が早くもキツイサイトーです。なのでお題でお茶を濁していきます。
もう20年前の話。僕らの地域の公立高校の修学旅行は長野へのスキー旅行が多かった。理由は何でかわからないけど、雪が降らない地域の僕らはそれなりに満足していた。
修学旅行では当然何人かでグループを組んで部屋を割り当てられるが、アホなことをやらかす僕らのグループ、大人しいグループ、体育会系グループの3つに分かれていた。
修学旅行の日程は2泊3日で1日目は何事も無く、2日目も出し物をやるお楽しみ会も楽しくやっていざ宿を出発となった。
そこで僕は体育会系グループの部屋で起きた事件を聞いた。
ケーキ屋の息子のOが呪われたらしい。
呪われたて何やねんと思って話を聞くと、昨晩の消灯後、寝入ったぐらいにOが寝言を言い出した。
「やめてやめて、こっち来んといて!」
周りのみんなはどんな夢見とんねんと笑ってたらしいが、そんなに大きい声でも無かったし気にせず寝た。
翌朝になって寝言の話をOにしても「え、俺そんなん言ってたん?」と全然覚えてなかったらしい。
Oは周りに冷やかされながら着替えていると回りから「お前何それ?」の声。
Oの肌着にははっきりとした手形がひとつ。
この手形なんやねん!となってパニックになり、Oが寝ていた横の押入れの奥をよく見てみるとお札があった。
Oは青ざめながら帰ったらすぐにお払いに行くと言っていた。
それだけの話。
体育会系グループが最後に仕込みで俺らを騙そうとしたと思われるかもしれないが、彼らはクソ真面目で修学旅行中も毎朝筋トレをしていたし、人数調整上入った非体育会系がタバコを吸った際には先生にチクッてそいつを停学させているのでまずない。
今から思えば初日はどうやってんとか色々気になることはあったのだけど、修学旅行が終わってすぐに休みに入ったのでその後の話は覚えていない。
わりと周りで聞く実際の怖い体験談てこういう地味な話が多い。また、思い出したら書こうかな。
でも、まぁやっぱりお札のある部屋は止めておいた方がいいね。